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ビジネス行動規範および倫理規範

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発効日:2025年7月

目次

  1. アンディ・オーウェン社長兼CEOからのメッセージ
  2. はじめに
  3. 自覚を持ち、結果に責任を負い、声を上げる
  4. 法の遵守
  5. 当社を構成するものの保護
  6. 力を合わせる
  7. 第三者との関わり方
  8. コミュニティのための配慮

  1. アンディ・オーウェン社長兼CEOからのメッセージ

    MillerKnollは、「人類のために有益なデザインを生み出す」という共通の目的を指針として全世界の活動を展開しています。この目的には、「デザインの力を生かして人生をより良いものにする」という当社ブランドの願いが反映されています。顧客の人生、従業員の人生、私たちの生活や仕事の場となっているコミュニティの人々の人生はすべてこの願いの対象です。

    行動には大きな意味があります。私たちは、自分自身、お客様、地域社会に対して、正しいことを行う責任を負っています。その責任を果たす努力を実らせるために、私たちは、意思決定や仕事の過程における問題解決はどうあるべきかを示す、ビジネス行動規範および倫理規範(以下「本規範」)を策定しました。

    本規範は、当社のあらゆる事業分野を超越して、社内におけるお互いの接し方や、ステークホルダー(顧客、サプライヤー、アライアンスパートナー、株主、政府など)との関わり方に及びます。

    公平かつ持続可能であらゆる人に有益な未来を築くために、私たちは、明確な倫理規定に従って誠実に生きなくてはなりません。本規範は、どこにいるときも私たちの働き方を導く指針になるものです。ビジネスをどのように行うべきか、疑問や懸念がある場合に相談すべき相手は誰かを知るために役立ちます。また、あらゆる文化、人々、経験をいつも尊重しながら行動するために役立ちます。

    常に活動の指針となっているMillerKnollのコアバリューに従って、私たちは変化をもたらし、全員が特別な存在であることを信じつつ、力を合わせていっそう大きな成果を生み出します。あなたがこの価値観を実践し、本規範を守ることは、当社のビジネス環境を正しいやり方で改善していくための力になります。 行動規範とビジネス倫理 - アンディ・オーウェン アンディ・オーウェン
    社長兼CEO

  2. はじめに

    私たちはMillerKnollです

    MillerKnollは、目的意識を持って選りすぐられた、互いの個性を引き立て合うブランドの集合体です。MillerKnollは、「人類のために有益なデザインを生み出す」という共通の目的に導かれ、顧客のために価値ある居場所を形づくりながら、すべての人に益をもたらす公平性と持続可能性の高い未来づくりに貢献します。

    私たちの価値観は、社員の持つ力に対する信頼、ひいては、その力を結集することで顧客と地域社会と世界への影響力が生まれるという確信にもつながっています。この価値観は、私たちがどのように道を切り開き、どのような姿勢でお互い向き合い、どのように働いて目的を追求していくかを示すものです。

    2.1 私たちの価値観

    __私たちは変化をもたらす仕事をしています。__これは、製品とビジネス活動姿勢によって、顧客、周囲の人々、世界中の人々の人生に変化をもたらすという考え方を含んでいます。より具体的には、以下のことを意味します。

    • 私たちは大切な居場所を作り出します。
    • 私たちは力強いコミュニティを築きます。
    • 私たちはビジネスを善の力として活用します。

    __私たちは全員が特別な存在です。__これは、一人ひとりに備わった独特な個性と価値を称え、各人のポテンシャルを最大限に引き出すために助け合う考え方です。これは以下のことを意味します。

    • 私たちは無限の好奇心で解決策を追求します。
    • 私たちは違いから力を引き出します。
    • 私たちは有意義な成果をもたらします。

    __私たちは力を合わせていっそう大きな成果を生み出します。__これは、結果責任、インクルーシブネス、ハイパフォーマンスの文化によって、強いチームを形成し、ブランド群の一体感を生み出す考え方です。力を合わせるとは、以下のことを意味します。

    • 私たちはお互いに挑戦し合います。
    • 私たちはすべての人にそれぞれの居場所を確保します。
    • 私たちは一丸となって働き、一緒に勝利をつかみます。

    2.2 適用の対象と範囲

    当社の目的と価値は、皆で行う共同作業の基盤です。本規範は、従業員が日々の意思決定を行う際に役立つ重要なリソースとして機能します。本基準は、当社とサプライヤー、株主、コミュニティとの関係や、お互いの関係にとって核となる信頼と誠実さを反映しています。

    当社の規範は、働き方や勤務場所を問わず、MillerKnoll, Inc. (「MillerKnoll」または私たちの「会社」)の支配下の子会社に雇用されているすべての取締役、役員、個人に適用されます。本規範は、場所を問わず仕事に関するガイダンスを示し、疑問や懸念点があるときに進むべき方向を教えてくれます。また、当社の取り組みを共有することを、独立したディーラー、販売店、ライセンシー、販売業者、サプライヤー、下請け業者、コンサルタント、代理店、担当者にも期待しています。

  3. 自覚を持ち、結果に責任を負い、声を上げる

    3.1 あなたの責務

    MillerKnollコミュニティの一員であるあなたには、本規範に書かれた文言と込められた精神を遵守することが期待されます。これは、自分の仕事に適用されるすべてのポリシー、法律、規制を理解し、従う必要があることを意味します。私たちは皆、倫理的な問題の重要性を認識し、ビジネスを行うにあたって適切に行動する責任を負っています。本規範は、懸念事項になりそうな事柄に気づいて倫理的な判断を下すために役立ちます。とはいえ、すべての疑問や状況をあらかじめ網羅した内容を用意することは不可能であり、場合によっては、正しい答えや適切な行動方針を明確に判断できないこともあります。

    行動を起こす前に以下の問いかけを行いましょう。「はい」と答えられない項目がある場合、その行動をとってはいけません。

    • 合法的かつ倫理的であり、社会的に責任ある行動ですか?
    • 本規範に書かれた文言、込められた精神の両方に沿った行動ですか?
    • 客観的に適切な行動として認識されると思いますか?
    • その行動は私たちの目的と価値観を支持するものですか?
    • その行動が社内または世の中に知られたとしても、当社が困惑する理由にはならず、当社の評判が傷つくこともないと明確にいえますか?

    考えても確信が持てない場合は、念のため安全策を選んでおき、指導を求めてください。

    なお、現地の法律に本規範よりも厳しい要件がある場合は、その厳しい法律や規制に従う必要があることに注意してください。

    あなたは、倫理とコンプライアンスのトレーニングに定期的に参加するよう求められます。また、本規範を読み直して理解したこと、基準を遵守することに同意したこと、本規範に反する他者の状況に個人的に気づいていないことを証明する書面を定期的に提出するよう求められます。これは、あなたが本規範とその期待内容に沿って活動し、違反の可能性がある状況については速やかに問題提起するという約束を示すものです。本規範に違反する者は、自分自身、同僚、当社を危険にさらす者です。本規範、当社ポリシー、適用される法律の侵害や違反を行う者は、懲戒処分(解雇、雇用関連福利厚生の喪失、および、該当する場合は刑事責任または民事責任の追及を含む)の対象となる場合があります。

    第三者またはその他の手段を使って本規範を回避することは絶対に許されません。

    3.2 リーダーに追加で適用される期待事項

    MillerKnollの管理職と経営陣には、コンプライアンスと倫理的行動が常態となった環境づくりを促し、私たちの価値観を実践することが期待されます。あなたが監督や管理の役割を担う地位にある場合、以下のことが期待されます。

    • 自分の行動を通して本規範へのコミットメントを示すことにより、責任ある態度でチームを率いる。
    • チームメンバーに、本規範を遵守する責任があることをしっかりと自覚させ、非倫理的な行動を報告する方法を確実に理解させる。
    • 萎縮せずに疑問や懸念事項をオープンに話し合える、風通しのよい職場環境をつくる。
    • 本規範、MillerKnollのポリシー、規制、法律に対する違反の疑いや事実がある場合は、直ちに報告する。
    • 当社の報復禁止コミットメントが確実に守られるようにする。

    3.3 問題提起と懸念事項の報告

    本規範の内容は、あらゆる問題発生の可能性をすべて網羅するものではありません。このため、あなたが疑問や懸念事項を持ったときの対応に役立つリソースがいくつか用意されています。何らかの具体的な状況に対する正しい行動の仕方を確認したい場合や、何らかの具体的な行動が本規範、ポリシー、または法律の違反になるのではないかと疑問を持った場合、相談相手や懸念事項の報告先として、以下いずれかのリソースを利用することを推奨します。

    • 自分の上司、または自分が信頼を置いている他のマネージャー
    • 勤務地の人事部門
    • ビジネスリスク担当ディレクター
    • 最高法務責任者
    • 秘密厳守のMillerKnoll倫理およびコンプライアンスホットライン,に電話またはオンラインで連絡。セキュリティ保護されたサイトにアクセスして懸念事項を報告できます。millerknoll.ethicspoint.com/.

    倫理およびコンプライアンスホットラインは、独立した会社NAVEX Globalにより運営されている秘密厳守の外部リソースです。毎日24時間、各種の現地語で利用できます。アクセスは、国によって異なる電話番号、またはオンラインで行います。

    電話かオンラインかを問わず、ホットラインでは常に匿名での連絡を選択できます。ただし、違反の疑いがある事柄を報告する場合は、必要に応じたフォローアップや調査をスムーズに行えるよう、できれば自分の素性を明かすことを推奨します。

    問題提起と懸念事項の報告
    倫理およびコンプライアンスホットラインは、秘密厳守で気軽に利用でき、いつでも連絡がつながるリソースです。倫理およびコンプライアンスホットラインビジネスの活動をどのようなやり方で行うかは、ビジネスそのものに劣らず重要なことです。仕事の中で危険や不安を感じたときは、躊躇せずに声を上げてください。どのような懸念事項についても、私たちは徹底的に調査し、どのような形の報復も容認しません。
  4. 法の遵守

    法律に従うことは適切なことであり、私たちの目的と価値観と本規範が成り立つための基礎です。私たちは全員、適用される法律や規制を遵守して倫理的にビジネスを行う責任を負っています。遵守の対象には、あなたがいる国の法律と、MillerKnollが事業を展開している国々の法律が両方とも含まれます。自分の所属部署に影響を及ぼす現地の法律や要件に注意する必要があるのはもちろんですが、以下の法律も、当社のすべてのビジネス取引に適用されます。

    4.1 贈収賄防止法および腐敗防止法

    強力なコーポレートガバナンスを敷くこと、倫理的な行動について最高レベルの基準を保つことに関する当社のコミットメントの一環として、私たちは、事業を展開するすべての場所ですべての腐敗防止法を遵守し、腐敗行為は絶対に行いません。

    MillerKnollは、当社の事業に関連して賄賂、リベート、その他あらゆる種類の不適切な優遇利益を授受することを禁止しています。賄賂には、価値があるさまざまな物事(たとえば、現金、ギフトカード、チップ、ギフト、キックバック、承認されていないリベート、食事、接待、旅行、特別扱い、融資、出資、寄付など)の授受を個人または団体との間で、不適切なビジネス上の利益を得るために行うことの他、他の不適切な方法で当社のビジネス上の利益を追求することも含まれる可能性があります。また、私たちは、他の個人または団体が当社の代理として賄賂、キックバックや不適切な利益を提供することも認めません。私たちは、現地の習慣や業界慣行のあり方にかかわらず、常に誠実な方法で活動します。どのような種類の汚職に関与することも容認しません。

    ➤ 考えてみましょう
    誰かの発言対応方法
    • 「この支払いは承認不要です」
    • 「ご心配なく。この国/地域/場所では、これがビジネスのやり方なのです」
    • 「ちょっとした心付けを渡すと物事の進行が捗りやすくなるかもしれません」
    その行動を中断し、サポートを求めてください。これらは贈収賄や汚職を示す警告サインである可能性があります。

    4.2 マネーロンダリング対策

    マネーロンダリングは世界的な問題であり、広い範囲に深刻な影響を及ぼします。マネーロンダリングとは、個人またはグループが、資金の受け渡しをする際に一般的な金融取引や商取引を経由することで、ヤミの資金(違法行為を通じて得た資金)を隠蔽しようとする、または正当な出所からの資金に見せかけようとするプロセスです。手の込んだ商取引は、テロ、違法麻薬取引、贈収賄、詐欺などといった犯罪行為への資金提供を隠蔽する手段として使われる可能性があります。私たちはマネーロンダリングとの闘いに取り組んでおり、マネーロンダリングのように認識されかねない取引を回避するために努力しています。常に警戒を怠らず、不正な支払いの発見と防止のために積極的な措置を講じ、不審な活動については速やかに報告することが、この取り組みの実践になります。

    4.3 詐欺

    財産の窃盗、詐欺、着服、恐喝、横領を伴う活動への関与は、たとえあなたの担う役割がどんなに些細なものであっても、絶対に容認されません。当社の記録に残る情報の隠蔽、改ざん、ねつ造、不記載に協力する行動は、それが自分の利益のためでも、他者からの指示によるものでも、詐欺への関与になります。納税者が意図的に納税額を過少にすることや納税義務を完全に怠ることを、脱税といいます。

    詐欺や脱税の実行を助長した企業や従業員は、さまざまな国において厳しく罰せられます。MillerKnollとそのチームメンバーや、私たちの代理となる他者も含め、脱税や詐欺を助長するすべての者に対して、私たちはゼロトレランス(絶対的な不寛容)の対応をとります。詐欺や脱税に該当しかねない懸念事項が発生したときは、直ちに報告してください。

    ➤ 考えてみましょう
    こうした出来事は問題の兆候かもしれません対応方法
    • 支払いが現金で行われた。
    • 通常のプロセスを回避する方法で取引が処理された。
    • 取引に関連していない者や国との間で支払いの送金が行われた。
    何かが間違っていると思えてならないときは、声を上げてください。積極的に疑問を呈してください。

    4.4 競争法

    私たちは自由でオープンな競争を信奉し、公正で誠実なビジネス慣行と比類のない品質を通じて、市場シェアとブランドロイヤルティの向上を追求しています。米国の独占禁止法および競争法により、MillerKnollは、価格、販売条件、または公正な競争に影響を与えるような契約を競合他社との間に締結することを禁じられています。私たちは、適用されるそれらすべての法律を常に遵守します。私たちは、競合情報や非公開情報を競合他社、サプライヤー、販売業者に開示せず、また、競合他社の機密情報を自社のものと同じように尊重します。ごまかし、窃盗、贈収賄、詐称によって競合情報を収集することは絶対にありません。同様に、そのような目的で第三者を雇うことや利用することもありません。

    MillerKnollは、改ざん、隠蔽、特権情報の悪用、重要な事実の虚偽表示、またはその他の不公正な取引行為を通じて誰かを不当に利用することを禁止しています。

    4.5 貿易コンプライアンス

    グローバルなメーカーである当社は、製品、消耗品、原材料の輸送を世界各国との間で日々行い、必要なすべての関税を支払っています。その際には、事業を行うすべての国において、これらの活動を統制するすべての法律、規則、規制に従っています。輸出入の書類やその他貿易関連書類の記入と処理は、すべて、法律に従って正確に行われなくてはなりません。米国を本拠地とする当社は、米国政府が許可していない、または法律で禁止している、ボイコットやその他の制限的な貿易慣行に協力することはできません。該当する法律には、輸出入管理、経済制裁、貿易禁輸措置やその他のものが含まれます。

  5. 当社を構成するものの保護

    5.1 インサイダー取引

    あなたは、MillerKnollまたはビジネスパートナーに関するすべての重要な非公開情報の機密を維持する責任を負っています。株価や他の有価証券の価値に影響を及ぼす可能性があるすべての情報は「重要」であると考えられます。非公開情報を、あなたの個人的な経済的利益のために使うことや、それに基づいて投資判断を行う可能性がある他者(家族や友人を含む)に「ヒント」として提供することは、いずれも非倫理的であり違法です。当社の取締役会メンバー、執行役員、その他の特定の関係者は、MillerKnoll証券の取引に関してさらに追加の制限を受け、どのような取引を実行する前にも、当社のインサイダー取引ポリシーを参照するか、グローバル法務およびコンプライアンスチームに相談する必要があります。

    ➤ 考えてみましょう
    状況の例対応方法
    叔父さんが、あなたの会社の株を買い足すべきかどうか相談してきました。あなたは、最近大口案件の受注があったため好業績が見込まれていることを知っています。その情報を教えてよいでしょうか?どのような非公開情報も叔父さんに教えてはいけません。その非公開情報に基づいて叔父さんが株を売買した場合、あなたと叔父さんの両方が法律違反を犯す可能性があります。また、叔父さんがその情報を利用するかどうかや利益を得るかどうかに関係なく、教えることは会社のポリシー違反になります。

    5.2 会社資産の保護

    私たちは一人一人全員が、損害、紛失、盗難、浪費、悪用からMillerKnollの資産を守る責任を負っています。ここでいう資産には、在庫、部品、製品、電話、コンピューター、事務用品や家具、会社のクレジットカードなど、私たちがビジネスで日常的に使う資産が含まれます。当社からあなたに提供されるすべての物理的資産と金銭的資産は、使う場所が職場の中か外かにかかわらず、当社の所有物であり、ビジネスでの使用を目的とするものです。会社の資産(テクノロジや情報リソースを含む)の個人的な使用は副次的に発生する状況であり、それがあなたや他者の業務遂行の妨げになってはいけません。会社資産の個人的な使用が発生する場合、それは本規範や他の当社ポリシーの原則に沿ったものである必要があります。資産を保護することは、私たちが市場における当社の競合優位性を守ることです。

    5.3 知的財産

    当社の知的財産(IP)、すなわち発明、商標、特許、著作権、営業秘密、意匠権、ロゴなどは、最も重要な価値がある当社の資産の一種です。あなたは当社の知的財産を常に保護する義務を負います。開示相手に契約によって情報非開示義務を課している場合や、あなたに法律上の開示義務がある場合を除き、MillerKnoll以外の第三者に知的財産を開示してはいけません。また、私たちは他者の知的財産を尊重しており、他者の知的財産や機密情報を不正に使うことは容認しません。

    5.4 機密情報

    あなたは、MillerKnollの事業を遂行する中で、当社、その顧客、見込み顧客、またはその他の第三者に関する機密情報または専有情報を知ることがあります。機密情報または専有情報にはさまざまなものが該当しますが、とりわけ、事業運営、予測、財務実績、業績または業績予想に関する非公開情報が含まれます。また、当社において情報の機密が保持されること、その情報を伝達した目的であるビジネス用途にのみ情報が使われることへの期待を前提として第三者から提供された非公開情報も含まれます。あなたは、あなたに委託されたすべての情報の機密を保持する義務を負います。当社の専有情報と機密情報を保護する義務は、あなたの雇用関係が終了した後も持続します。

    5.5 情報セキュリティ

    MillerKnollの情報と情報技術は、ビジネスの遂行をスムーズに継続し、信用を維持し、従業員、顧客、ビジネスパートナーとの間に信頼を構築するために不可欠です。あなたには、適用される法律、ライセンス契約、グローバル情報セキュリティポリシーを遵守する責任があり、MillerKnollの情報と情報技術を使用するにあたっては行動とコミュニケーションの質を最高レベルに保つことが期待されています。会社の敷地内にいるときも、自宅などのリモート作業場所にいるときも、会社の情報と技術リソースの不正使用、流出、侵害を防ぐことはあなたの責任です。そのためには、すべてのユーザーID、パスワード、アクセスカード、暗号化キーや認証キーを保護し、不適切な使用の疑いが発生したときは直ちに報告する必要があります。会社関連の情報と技術リソースを保護することの責任は、あなたの雇用関係が終了した後も持続します。

    5.6 データプライバシー

    MillerKnollは、すべての従業員、ビジネスパートナー、消費者のプライバシーを尊重します。個人情報の収集、保存、転送を行う際、私たちは適用されるすべての法律や法的要件に従い、個人情報のプライバシーを常に尊重して、慎重に、正当なビジネス目的のためにのみ取り扱う必要があります。ここでいう個人情報には、顧客やサプライヤーを含めたMillerKnollコミュニティのあらゆる人々の、自宅住所、メールアドレス、給与情報、雇用記録や、従業員の医療記録などが含まれます。

    ➤ 考えてみましょう
    個人情報の重要性を認識すること、自分の職務の中ではどういう場合に該当するデータに遭遇するかを理解すること、そして、合理的なビジネス目的のためにのみ使用することは重要です。
    個人情報の例(他にもさまざまな情報が該当します):
    • 氏名
    • クレジットカード番号
    • メールアドレス
    • 生年月日
    • 政府発行の身分証明書
    • 電話番号

    5.7 人工知能(AI)

    MillerKnollは、「人類のために有益なデザインを生み出す」という使命をサポートするため、AIを含めた、仕事用のあらゆるツールの活用に取り組んでいます。私たちはAIを、人間の知能を代替するためではなく、人間の知能を拡充し、チームと顧客により良いサポートを提供する目的で利用します。AIに人間の専門知識を組み合わせて、ビジネスの効率と有効性を高めつつ、責任あるガバナンスを維持し、リスクを管理することを目指しています。AIツールは反復作業や日常的なタスクのアシスト役になる場合がありますが、人間による判断、創造や、結果に責任を負う能力を代替することはできません。あなたには、承認されたAIツールのみを、承認されたビジネス目的のためにのみ使うことが期待されています。会社や顧客の機密情報を、一般に公開されているAIツールや未承認のAIツールには絶対に入力しないでください。AIによって生成された結果に対しては必ず事実確認を行い、また、偏見が入り込む可能性や攻撃的なコンテンツが生成される可能性がある点にも注意してください。良識的な判断に基づき、倫理的で公正でインクルーシブなAIの使い方を徹底してください。詳細については、当社のAIポリシーを参照してください。

    5.8 記録の保持

    記録は、企業である当社の「記憶」です。当社で行われた行動と意思決定の証拠になるものであり、当社の事業継続性に不可欠なデータと情報が含まれています。記録には、紙の文書、メールや、当社とそのビジネス活動に関する情報の電子ファイルを格納したハードドライブ、ディスク、その他の媒体(CD、DVD、USBデータストレージデバイスなど)が含まれます。あなたには、MillerKnollで作成された記録の保持と破棄に関連する記録管理ポリシーや訴訟ホールド通知をすべて遵守することが期待されています。

    5.9 対外的な情報発信

    会社を代表して公式声明を発表することや、会社の専有情報または機密情報を公に開示することができるのは、任命されたMillerKnoll広報担当者のみです。

    メディアからの問い合わせは、media_relations@millerknoll.comに転送してください。これらの記述は、真実かつ正確で、敬意あるものでなくてはなりません。当社製品、他の個人、または、競合他社やその製品、サービス、関連会社に関して、誤解を招くメッセージの発信、重要な事実の省略、虚偽の主張を意図的に行うことは、当社の価値観と矛盾します。

    5.10 政治活動と寄付

    私たちは、あなたが関心を持つ主義主張などのサポート活動や、所属するコミュニティでの積極的な活動を奨励しています。ただし、政治参加(ボランティア活動や寄付を含む)とMillerKnollでの仕事は常に区別する必要があることに留意してください。政治活動を行う場合は、必ず合法的に、しかも、会社の時間、資金、リソースを使わず行うようにしてください。また、従業員が会社(業界の政治活動委員会を含む)を代表して政治献金などの貢献を行うことは、最高法務責任者の事前承認がない限り認められません。

    5.11 ソーシャルメディア

    今日の世界において、ソーシャルメディアは非常に重要性の高い場となっています。オンラインの投稿は、良識的に慎重な判断をしたうえで、自分の責任において行うようにしてください。機密や企業秘密にあたるMillerKnollのデータまたは情報を含む内容を投稿することは認められません。また、著作権法やその他の知的財産法はすべて尊重する必要があります。さらに、MillerKnollの名前でオンラインに投稿することや、MillerKnollの広報担当者を名乗ることは、書面による許可を得ていない限り認められません。嫌がらせ、差別、報復、暴力による脅迫は、ソーシャルメディアでも他の場でも、MillerKnollにより禁止されています。なお、このポリシーは、米国労働関係法で保護されている行動(賃金、時間、労働条件、その他の雇用条件などに関する情報発信/労働組織を結成、参加、支援する活動/団体交渉またはその他の保護された協調活動に従事する活動/その他、全米労働関係法によって米国に拠点を置く従業員のために規定された、または同様の法律によって米国以外に拠点を置く従業員のために規定された、保護の対象となる一切の行為や情報発信)を制限するものではありません。

    ➤ 考えてみましょう
    状況の例答え
    あなたは、休憩エリアで踊る友人たちの姿を撮影して動画にしました。その背景には新しいハイテク生産機械がいくつか写っています。この動画をTikTokに投稿してよいでしょうか?いいえ。これを投稿した場合、結果として生産プロセスに関する機密情報が流出するおそれがあります。
    あなたは、MillerKnoll製品に関する不正確な情報を含んだネガティブなブログ投稿を見つけました。自分はその製品に詳しいため、正しい情報を提供するためにコメントを投稿したいと思いました。オンラインのコメントを投稿してよいでしょうか?いいえ。広報に連絡して、権限を持った広報担当者の対応に任せるべきです。
    あなたは作業エリアでチームの集合写真を撮りました。しかし、メンバーの背後にある壁に貼られた詳細な製品図面が写真に写っています。この写真をInstagramで共有してよいでしょうか?いいえ。この写真を共有すべきでない理由は複数あります。第一に、同僚たちの写真をソーシャルメディアで共有することについて許可を得ていない可能性があります。第二に、詳細な製品情報をソーシャルメディアやこれに似た別の方法で共有することは、絶対にしてはいけません。
  6. 力を合わせる

    私たちは、メンバー相互の信頼、尊重があるチームこそが最強のチームになるという信念を持っています。MillerKnollは、他者との関わり方について常に質の高さを求め、安全で健康的、オープンでやりがいのある職場環境と、職業人としての向上の機会を提供しています。私たち全員が積極参加の姿勢を持ち、裁量権を与えられ、望ましい行動を実践して人間関係を築けば、イノベーションを促進し、デザインの力で世の人々により良い人生をもたらすことができます。

    6.1 従業員の安全と健康

    MillerKnollは、従業員、顧客、訪問者のために安全で健康的な職場環境を提供するよう努めています。私たちは全員、自分自身と他者を危険な状況から守るための予防策を講じる責任を負っています。私たちには、関連するすべての法律、規則、規制と、MillerKnollの安全規則および慣行に従う義務があります。また、事故、怪我、職業病、安全でない行動や状況に遭遇したときは、たとえ自分が直接の関係者ではなく目撃しただけであっても、直ちに報告する義務があります。

    6.2 職場における暴力

    MillerKnollは、あらゆる暴力行為や脅迫を容認しません。従業員の安全とセキュリティを維持するため、当社の敷地内や車両内では、武器、銃器、弾薬、爆発物、発火装置の所持を禁止します。さらに、言葉または物理的な方法による脅し、暴力行為、威圧、嫌がらせ、強制も容認しません。従業員や会社の財産の安全を脅かす行動、または、暴力的な事態に発展しかねない行動については、直ちに報告してください。

    ➤ 考えてみましょう
    状況の例答え
    あなたは、安全管理担当者が作業エリア内のウォークスルーチェックを省略して安全検査チェックリストに署名するのを見かけました。担当者がとても忙しいことは承知しているのですが、上司にひとこと報告すべきでしょうか?はい。当社は作業環境の安全を保つために努力しており、怪我の発生を防ぐには、完全な安全検査を徹底的に行うことが重要です。また、この出来事は、正確な記録を残すという当社の義務に違反している可能性があります。

    6.3 相互の尊重と差別禁止

    私たちは、帰属意識の文化がチームとMillerKnollをより良くすることを強く確信しています。人それぞれの立場が尊重され、多種多様なスキル、経験、来歴を日々の仕事の中で遺憾なく発揮することが奨励される環境では、皆が力を合わせて働くことの効果がいっそう大きくなります。

    私たちは、誰もが快く受け入れられ、そのままの自分らしいあり方で働ける環境づくりを追求しています。また、すべての人に活躍のチャンスを用意できるよう努力しています。MillerKnollとそのビジネスパートナーの組織内の職場において、人種、民族、宗教、心身の障がい、性別、性的指向、性自認、年齢に基づく差別や、適用される法律によって保護の対象とされる他の性質に基づく差別は容認されません。同様に、あらゆる種類の嫌がらせも容認されません。私たちは、不適切なものや疎外的なものとして認識されかねない行動や言葉の使用を常に控えます。これには、職業人としての品性を欠く内容、嫌がらせになる内容、脅迫的な内容、わいせつな内容を送付することが含まれます。

    自分が差別された、嫌がらせを受けた、または虐待を受けたという確信があるときは、上司、勤務地の人事担当者、または本規範に記載された連絡経路のいずれかを通じて、その出来事を直ちに報告してください。誰かの差別、嫌がらせ、虐待を見かけた場合、あなたに期待される行動は、そこに居合わせた積極的な第三者として、その潜在的な問題を適切な連絡先に報告することです。

    6.4 薬物フリー、アルコールフリーの職場環境

    MillerKnollは、安全な職場環境の維持に努めています。割り当てられた作業の遂行を妨げるような方法で何らかの物質を使用することは、それが合法か違法かを問わず、してはいけません。MillerKnollの従業員や請負業者は、アルコールや薬物のために能力が低下した状態または酔った状態にあるとき、出勤することや職務を遂行することを認められません。

    ➤ 考えてみましょう
    状況の例答え
    あなたの同僚が、ろれつが回らない状態で仕事をしています。以前、この人は「シフトに入る前に友達とパーティーをすることが時々ある」と言っていました。上司にひとこと報告すべきでしょうか?はい。その人には、本人が怪我をする危険や他の同僚に怪我をさせる危険があると考えられます。職場にいる全員の安全と健康を確保するためにも、本人に必要なサポートを受けてもらうためにも、報告することは有意義です。
  7. 第三者との関わり方

    市場における私たちの振る舞い方は、当社の評判に、そして、私たちと顧客、ビジネスパートナー、株主との信頼関係に影響を及ぼします。私たちは、個人的な利益や都合のためではなく会社の最善の利益のためにビジネス上の意思決定を行うのであり、一緒に仕事をする相手にも同様の姿勢を期待します。

    7.1 外部のビジネスパートナーに対する期待内容

    外部のビジネスパートナーは、当社が成功と信頼性を確保するうえで重要な役割を担っている存在です。私たちはビジネスパートナーと協力して最適なパフォーマンスを追求します。それだけに、当社のビジネスパートナーとなる独立系ディーラー、販売店、ライセンシー、流通業者、サプライヤー、下請け業者、コンサルタント、代理店、エージェントや、当社の代理となるその他の事業体または個人を選定するときは、慎重に判断を下す必要があります。ビジネスパートナーは、誠実さに関して、私たちと同じ真摯な姿勢を持つ相手でなくてはなりません。本規範と、サプライヤー行動規範、そして当社のポリシーおよび慣行は、ビジネス行動に高いレベルの倫理性を求める内容になっています。あなたの職務が、ビジネスパートナーの選定やビジネスパートナーとのやり取りについて責任を負う立場である場合、それらのパートナーには、会社からあなたへの期待内容と同じレベルの倫理的行動基準を守ることが期待されます。ビジネスパートナーの行動について懸念を抱いたときは、ぜひ声を上げてください。

    ➤ 考えてみましょう
    状況の例答え
    あなた自身が居合わせたわけではありませんが、あるサプライヤーからあなたの同僚に対し、年齢に関する侮辱的な発言があったことを知りました。何か意見するべきでしょうか?はい。もし差し支えなければ、そのサプライヤーに不適切な発言をやめるよう意見して構いません。そうでなければ、人事部門の窓口や管理職の誰かにその懸念事項を伝えてください。相談を受けた者が対応を検討します。私たちはあらゆる形の嫌がらせを容認しません。その発生源や攻撃対象が従業員なのか、顧客、サプライヤー、それとも職場や仕事関連イベントの場にいた別の立場の人なのかは関係ありません。

    7.2 利益相反

    MillerKnollは、ビジネス上の意思決定は誠実に行われる必要があり、利益相反の影響を受けることがあってはならないと考えています。利益相反は、従業員(またはその家族)の個人的、社会的、経済的な利益や責任や義務や活動が、当社の利益とは相反する、または両立できなくなる可能性がある場合に発生します。これに該当し得る状況はさまざまですが、たとえば、MillerKnollの仕事を通じて知ったビジネスチャンスをあなたが利用したい場合や、あなたに金銭的利害関係のある相手がMillerKnollの取引先である場合、あるいは、ビジネス上の意思決定にあなたの親族の利害が絡む場合などが考えられます。実際に利益相反がある場合だけでなく、潜在的な利益相反のおそれがある場合でさえも、そのことは、私たち各人の判断や当社における判断の是非が詮索され、批判にさらされ、会社の信用と評判が損なわれる原因になる可能性があります。

    実際の利益相反はもちろん、潜在的な利益相反の可能性や、利益相反があるように認識されかねない状況も含め、あなたがそれを認識したときは、責任を持って、上司に、または本規範に記載された連絡経路のいずれかに報告する必要があります。多くの場合、利益相反はオープンで正直な対話を通して解決できます。しかし、実際の利益相反や潜在的な利益相反の可能性を報告しないことは常に違反となります。あらゆる違反は、解雇処分までを含む懲罰の対象になる可能性があります。

    ➤ 考えてみましょう
    誰かの発言…対応方法
    • 「私のために口をきいてもらえないかな?」
    • 「この仕事については、私の兄の経営する会社を検討してほしいのです」
    • 「正式な調査をするには及びません。彼女に悪気があったはずはない。私にはわかる」
    • 「誰にも知らせる必要はないでしょう…きみが残業して処理すれば済むことです」
    注意してください。これらは利益相反を示す警告サインである可能性があります。

    7.3 贈答、寄付、接待

    贈り物や接待を提供することや受けることは、顧客、サプライヤー、その他のビジネスパートナーとのビジネス上の関係強化に役立つ可能性があります。ただし、受け取った人に公正な判断を歪めることを強制する(ように見える)状況や、公正な判断を歪めさせたい意図があるように認識されかねない状況である場合は、どのような贈り物、特別扱い、接待も、受けたり提供したりしてはいけません。贈り物や接待は常に控えめで、品位があり、状況にふさわしいものであるべきです。私たちがビジネス上の関係の一環として、現金やそれに相当するものを提供、贈与、受領することは絶対にありません。また、やり取りされる贈り物や接待は、当社ポリシーおよび適用されるすべての法律や規制に適合するものである必要があります。贈り物の提供または受け取りを常に適切に行うため、その価値が250米ドル以上である場合には、上司または法務部門の承認を求めてください。すべての贈り物や接待は、当社の帳簿と記録に、適切かつ正確に記録される必要があります。

    ベンダー、サプライヤー、その他のビジネスパートナーに、あなた自身またはMillerKnollへの贈り物やサービスの提供を要求または促すことや、寄付を求めることは、当社が特別な支持または支援の対象としている慈善団体宛ての場合を除き、常に禁止されています。

    最後に、ビジネスの相手が政府関係者や政府機関(国内、国外を含め)である場合には厳格な規則が適用されます。政府関係者に対して贈り物や接待の提供を行う、または申し出る場合は、事前に法務部門に相談し、公開済みのポリシーを遵守していることを確認してください。

    ➤ 考えてみましょう
    状況の例答え
    - 調達部門の従業員に、当社との取引を望んでいるベンダーから「無料」のテレビが贈られた。- 採用の可能性があるベンダー候補または従業員候補から、あなたと家族のために大きなスポーツイベントのチケットを無償提供するという申し出があった。立ち止まって自問自答してください。その贈り物を受け取ることは、ベンダーに関する意思決定に影響を及ぼす(ように見える)と考えられますか?そうである場合、贈り物を受け取ってはいけません。
  8. コミュニティのための配慮

    MillerKnollは、常に「ビジネスには単に製品やサービスを提供する以上の責務がある」という信念を持って活動してきました。世界中で働く私たち従業員は、「今の世界よりも良い世界を次世代に残そう、私たちのビジネスを善の力として活用しよう」というコミットメントを共有しています。そうすることが正義であるという認識以上に、私たちは、そうすれば当社はもっと強い会社になるということを、経験から理解しています。私たち従業員は、この目的意識を実践し、MillerKnollの力で人類のために有益なデザインを生み出すことにより、重要な変化を生み出しています。

    8.1 人権と公正な労働

    私たちは真摯な姿勢で基本的人権の擁護に取り組んでおり、また、すべての人間が尊厳をもって公正に扱われ、尊重され、国連の世界人権宣言に従って遇されなくてはならないという信念を持っています。MillerKnollは、強制労働、非自発的労働、児童労働、人身売買を採用せず、容認しません。また、これらを採用または容認するような他の個人や組織を容認することもありません。当社は、事業を展開する管轄区域で適用されるすべての労働基準および雇用基準、法律、規則、規制、ポリシーを(賃金および時間に関する法律や規制を含め)遵守しており、ビジネスパートナーにも同様のことを期待します。また、MillerKnollは紛争鉱物を含有しない製品を提供するために努力しています。

    8.2 環境保護責任

    私たちは、地球と地球資源の保護がきわめて重要であることを認識しています。MillerKnollは、環境に配慮した方法で事業を行うことに力を注ぎ、従業員、顧客、コミュニティ、株主、環境に利益をもたらす形での業績改善を常に模索しています。私たちはエネルギーを賢明かつ効率的な方法で使用し、環境への影響を最小限に抑えるためのテクノロジを採用しています。私たちは一人一人全員が、事業を行う場所で適用されるすべての環境規則および規制を遵守すること、環境を保護する方法でMillerKnollの事業を行うことに責任を負っています。

    8.3 MillerKnoll Foundation

    私たちはコミュニティの発展を支援しており、人の生活と仕事が営まれるすべての場所において良き隣人であるための取り組みとして、ボランティア活動、人道的活動、慈善寄付を行っています。その内容は、金銭的な寄付から、具体的な戦略的ニーズ、ビジネスニーズ、コミュニティニーズに沿ってMillerKnollリソースを寄付する活動まで、多岐にわたります。場合に応じて、会社が後援するプロジェクトにあなたのリソースや時間を提供できる機会が用意されることがあります。ただし、参加は任意であり、強制されることは絶対にありません。

    また、当社は、あなたが自分にとって有意義な寄付の方法を個人レベルで見つけることを奨励しています。ただし、政治活動と同じく、コミュニティ活動は法律を遵守して、自分の時間とリソースを使い、MillerKnollの代表としてではなく民間の個人として行うべきものです。あなたが当社のリソースを使って個人的に慈善団体またはその他の非営利団体を支援することは、当社が特別な支持または支援の対象としている団体の場合を除き、認められません。